遠い遠いレバノンの難民キャンプで、懸命に生きる少女エルハームへ。尊敬を込めて。
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【シリアって、こんな国】
正式名称:シリア=アラブ共和国 (Syrian Arab Repubkic)
首都:ダマスカス
面積:18.5万平方キロメートル

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場所と気候:
アラビア半島の付け根に位置し、北はトルコ、南はイラク、ヨルダン、西はレバノンと接している。
国の中央より少し北を流れるのはユーフラテス川。有名なメソポタミア文明が誕生した地だ。
地中海沿岸部は典型的な地中海性気候(Cs)で、夏季には高温乾燥し、冬期は温暖で降雨にも恵まれる。内陸に入るにつれて乾燥の度合いが高くなる(BS)。国境付近は砂漠気候(BW)。
特産:オリーブ(2018年)は400,000トン生産で世界第10位。
2019年は844,000トンで生産世界第10位。
ちなみに1位はスペインの5,965,000トン(2019年)
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【シリア難民の少女エルハームへ】
これは、2020年にNHKで放送された
「世界は私たちを忘れた~追いつめられるシリア難民~」(制作:椿プロ)
の放送に刺激を受けて、描きました。
エルハーム(仮名)11歳は、レバノンに避難したシリア難民の少女。
厳しい環境の中で懸命に生き、家族を支える彼女の姿に心を大きく動かされました。
エルハームは暴力や飢え、児童誘拐などの危険と戦いながら、必死にお母さんを支え、妹たちの面倒をみ、仕事をして家族を支えているのです。当時まだ11歳。
シリアに帰りたい。家族一緒だった昔に戻りたい。
記者に思いを語る彼女の瞳は、本当に真っ直ぐで凜としていて美しいのです。
1日でも早く紛争が終わり、シリアに平和が戻りますように。
そして、エルハームの家族や、国を追われた全ての人が、安心して暮らせる場所に帰れますように。
あの賢そうな少女が、ちゃんと学校に行って勉強し、夢を抱けますように。
そう願わずにはいられません。
祈ることしかできない私ですが。
危険な状況の中、難民の中に深く入り込んで取材をし、日本に真実を届けてくれたディレクター金本麻理子さんを、心から尊敬します。
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【シリア難民の少女エルハームへ~メリークリスマス~】

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2021年12月24日。
クリスマスイブ。私の周りでは、クリスマスをどう過ごすか、子どものクリスマスプレゼントは何か話してる。クリスチャンでもないのに。
12月のシリアは雪も降る。
寒い思いをしてるんだろうな。
食べ物はあるかな。
暖房や毛布はあるかな。
仕事は見つかったかな。
レバノンに避難しているシリア難民のエルハーム。
遠くにいて、弱虫な私には何もできないけれど。
クリスマスだから、一生懸命生きてるエルハームに、奇跡が起きてほしい。
サンタさん、お願い。エルハームに優しい奇跡を起こして下さい。
まだ11歳なのに、兄を亡くして、家族を支えるエルハーム。妹たちを世話し、お母さんを支える。強くて優しいシリア難民の少女エルハーム。
仏教徒の私だけど、サンタさん、そして神様、お願い!エルハームに奇跡を!
小さくてもいい。エルハームに小さな優しい奇跡が起きますように。
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ぜひまた、取材して番組を作ってほしい。
あれから、シリア難民の皆さんやエルハームがどうしているのか、知りたいです。
紛争が終わる日は、いつ来るでしょうか。
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【問い合わせ】 rikoken.ch@gmail.com
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