山形県の国道47号線と並ぶように走るJR陸羽東線(愛称は「奥の細道湯けむりライン」)と。
山形の山の中をひっそりと走る、そのレトロ感が、たまりません。
私は鉄道にはあまり興味がなかったのですが、山形県をドライブしているときに、道路の横を走る陸羽東線と陸羽西線のレトロな魅力に気づきました。
その魅力をご紹介したいと思います。
【レトロな魅力:その1】橋げたと橋脚
青い橋桁と古いレンガの橋脚が、とにかくレトロで美しい!
映画が1本、生まれそうな美しさです。
景色も最高。

もっと近づいてみると、橋脚の美しいレンガが見えます。

本当に、なんでしょう。このジブリ感。
そしてどこか、宮沢賢治感。
風の又三郎が出てきそうです。
もう少し進むと、こんな場所もありました。こちらは道路から見上げる高さに架かる橋桁です。

橋脚と橋桁を近くで眺めていると、偶然、列車が通りました。
本数が少ないので、出会えるのはレアです。

【レトロな魅力:その2】堺田駅
JR堺田駅は、「分水嶺」が見られる珍しい駅です。
珍しくてすごいのに、ひっそりとしていて趣深い駅なのです。
太平洋側の線路です↓

日本海側の線路↓

この日は曇りでしたが、晴れや雪の日も良いだろうなあと思います。

赤い鳥居のある小川が流れてきて、中央でいったん水は迷い、そして左右に分かれます。
ここを起点に、川は日本海側と太平洋側に分かれるのです。

ひっそりと流れ続ける堺田駅分水嶺。
東西に分かれた水たちはいつかまた、大海のどこかで出会います。壮大!
【レトロな魅力:その3】踏切

松尾芭蕉ゆかりの家「封人の家」の近くで見つけました。
静かで雰囲気のある踏切です。
【レトロな魅力:その4】トンネル
トンネルも、緑に覆われて秘境感がすごいです。
映えそうです。

本当に、運転しながら見えます。国道47号線沿いのトンネル。

このようにトンネルがみられる場所が何か所かありますが、車を停めるチャンスのあるトンネルは少ないです。
どこか良い場所に出会えてうまく停車出来たらラッキー!
貴重な感じがして良いですね。
鉄道好きでも、そうでなくても、きっと惹かれます。
レトロな魅力があり、どこか異空間を漂わせるJR陸羽東西線。
国道47号線を通る際には、ぜひ注目してみてください。
※車の走行時、停車時には安全に気を付けましょう。
【問い合わせ】 rikoken.ch@gmail.com
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