沖縄旅行へ行った際、沖縄の伝統のお箸「うめーし」に出会いました。
沖縄伝統のお箸は、竹でできており、持ち手が赤色、先が黄色の2色のお箸です。

持ち手の赤い部分は、本来は「うるし」が塗られており、滑り止めの効果があります。
箸の先の黄色い部分は、本来は「うこん」が塗られており、殺菌作用があると言われているそうです。
那覇市の国際通りすぐそばにある「壺屋やちむん通り」という、昔ながらの窯場が集まる通りの入り口付近のお店の店先で売られていた2色のお箸が気になり、お店の方に聞いたところ、親切に教えてくれました。
そのお店の方いわく、本物の沖縄箸を作っている会社はもう1つしか残っておらず、お土産品の沖縄箸のほとんどは本土で大量生産されているとのこと。
現在唯一、沖縄本島で作られている沖縄箸は1膳600円と、お土産屋さんでみる沖縄箸と比較すると高めですが、1本1本丁寧に手作りしているのだそうです。
割り箸が広がる前までは、どこの食堂でも、この沖縄伝統のお箸が使われていたそうです。
また、現在でも結婚式やお祝いの席などの大切な食事の席では使われているそうです。
沖縄で訪れた沖縄そばのお店では、割り箸が「うめ~し」を思わせる配色の紙ケースに入っていました。なんとなく、嬉しいです。

今回初めて沖縄箸の存在を知ったわけですが、この伝統のお箸が、ずっと沖縄で続いていくといいなと思いました。
赤と黄色が、とても沖縄らしく、ありがたい感じがするので、お土産にもおすすめです。
ぜひ、おみやげには本物の沖縄箸を。
そうそう。
4月1日から再放送しているNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の中に登場する沖縄の民宿でも、食事の場面で沖縄箸が登場していました。ドラマを見ている方は、ぜひ食事の場面の手元にも注目してみてください。
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