Dear Mis.Ogata Sadako,
【軍事侵攻に反対を訴えるデモに参加する人々】
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【トルコに渡る途中、海で死んだシリア難民の男の子】
難民の苦難を物語っています。犠牲になるのは、いつも弱い立場の人々です。
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拝啓 天国の緒方貞子様。
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【国を脱出するシリア難民の人々】
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【荒れた街角でも元気に遊ぶ子供たち】
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【戦争反対を掲げる男の子】
今この時に、この子の未来がかかっている。
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【ウクライナとロシアの女の子】
両国の多く人が、きっとこの戦いに胸を痛めている。
お互いが平和に暮らせる道を探ってほしい。
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昔、大学で生物学の教授が言っていた。
「豊かな森」とは、様々な種の生物が共存できる森だと。
豊かさとは、多様性なんだ。
すべてを自分の思い通りにしても、幸せにはなれない。
それに早く、気づいてほしい。
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【シリアのオリーブ畑で笑う女の子 syrian girl and olive】
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【砂漠に木の苗を植える男の子】
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【乾燥した大地に苗を植える少年】
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【Japan Sakura 満開の桜の木の下の女の子】
桜は、誰にも褒められなくても、毎年毎年花を咲かせる。
花が散った後には静かに葉を広げ、太陽からエネルギーを取り込んで、夏の暑さにも耐えて両手を広げて栄養を蓄える。
秋には美しく紅葉し、冬は静かに春を迎える準備をする。
寒さに耐え、その肩で雪を休ませる。そして、人々が忘れた頃、蕾は膨らみ、また花を咲かせる。
ただ、静かに、生き抜く。虫たちを守り、鳥たちを休ませ、雪も受け止め、人々に恵みを与えてくれる。
桜みたいに、なりたい。
当たり前の平和を守りたい。
平和な社会をつくるのは、大人たちの務めじゃないのか。
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世界に多様性を。
過ちも憎しみも、癒えない傷も、お互いに許しあって、未来に。
緒方貞子さん、
難民の尊厳のために、どんな困難にもくじけずに勇敢に戦った日本人女性、緒方貞子さん。
一生懸命に日々を生きる、すべての人に尊厳を。
緒方貞子さん。
どうか、天国から力を貸してください。
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【緒方貞子さん】
1927年9月16日生まれ。
1990年12月21日、国連総会で正式に第8代の難民高等弁務官に選出された。
63歳で国連難民高等弁務官事務所に就任。
UNHCRのトップとして世界の難民支援を指揮した。
「難民の生命の安全を保護する」という基本原則に基づき、現場を大切にし、大胆に判断し、行動した。
その働きぶりから「小さな巨人」と言われた日本人女性。
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