シリア難民の少女エルハームへ~春が来た~

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【エルハーム】

エルハームはシリア難民の少女。

レバノンで暮らしていた。今は、どこにいるんだろう。今は13歳になったかな。

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ウクライナの危機が始まってから、小麦の価格が高騰して、難民のアフガニスタンを始め、中東などの貧しい地域では生活がますます苦しくなっている。

一日中働いて、やっとやっと、その日のパン代を稼いでいたエルハーム。

パン、買えているのかな。

ご飯、食べられているかな。

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何もできなくて、ごめんね。

私が世界一のお金持ちだったなら。

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イスラムの神様、どうかエルハームを守ってください。

パンと仕事をエルハームに。

そして、早くシリアの紛争が終わって、家に帰れますように。

エルハームは、いきなり家も国も失った。

私たちと同じように、普通に暮らしていたのに。

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民主主義が完璧なんじゃないと思う。

社会主義でも、独裁国家でも、民主主義でも、みんなが平和に暮らせればそれで良いんだと思う。

神様、どうか、そのことに、世界の権力者たちが気づきますように。

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私の暮らす地域では、いま菜の花が満開です。

若葉と、若草と、たんぽぽや水仙やチューリップもきれいです。

エルハームにも、見せてあげたい。

エルハーム、どうか元気で。

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【シリア難民の少女エルハームへ】

これは、2020年にNHKで放送された

「世界は私たちを忘れた~追いつめられるシリア難民~」(制作:椿プロ)

の放送に刺激を受けて、描きました。

エルハーム(仮名)11歳は、レバノンに避難したシリア難民の少女

厳しい環境の中で懸命に生き、家族を支える彼女の姿に心を大きく動かされました。

エルハームは暴力や飢え、児童誘拐などの危険と戦いながら、必死にお母さんを支え、妹たちの面倒をみ、仕事をして家族を支えているのです。当時まだ11歳。

シリアに帰りたい。家族一緒だった昔に戻りたい。

記者に思いを語る彼女の瞳は、本当に真っ直ぐで凜としていて美しいのです。

1日でも早く紛争が終わり、シリアに平和が戻りますように。

そして、エルハームの家族や、国を追われた全ての人が、安心して暮らせる場所に帰れますように。

あの賢そうな少女が、ちゃんと学校に行って勉強し、夢を抱けますように。

そう願わずにはいられません。

祈ることしかできない私ですが。

危険な状況の中、難民の中に深く入り込んで取材をし、日本に真実を届けてくれたディレクター金本麻理子さんを、心から尊敬します。

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*問い合わせ*

rikoken.ch@gmail.com

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