女性初!世界貿易機関(WTO)事務局長ンゴシ・オコンジョ=イウェアラさんとナイジェリア

【ンゴシ・オコンジョ=イウェアラさん】

出身:ナイジェリア 西部州

学歴:イバダン大学インターナショナルスクール卒業→アメリカ合衆国に留学→ハーバード大学で修士号取得→マサチューセッツ大学で博士号取得

主な経歴:ナイジェリア財務大臣→外務大臣→財務大臣→世界銀行副総裁→世界貿易機関事務局長

☆女性として、アフリカ出身として初めて世界貿易機関(WTO)事務局長に就任

    

 

3Bの鉛筆で描きました。

本当は、もっと存在感もオーラもあって素敵です。

  

【オコンジョ=イウェアラさんの出身地ナイジェリアについて】

国名:ナイジェリア連邦共和国

首都:アブシャ

位置:西アフリカのギニア湾東岸

気候:国土の大部分は熱帯気候

国旗:国旗の緑色は「農業と森林」、白色は「平和」を表している

民族:南西部のヨルバ人(17.5%)、北部のハウサ人(17.2%)、南東部のイボ人(13.3%)など200以上の民族が暮らしている

宗教:イスラム教(主にスンナ派)が約半数、キリスト教(プロテスタント、カトリック)30が%弱、伝統信仰も

言語:英語が公用語、ヨルバ語、ハウサ語、イボ語、その他500以上!すごい数!

状況:アフリカ連合(AU)や西アフリカ諸国経済連合体(ECOWAS)を通して積極的にアフリカ外交を展開。人口はアフリカ最大(224万人)。多民族国家で、民族対立やイスラム教徒とキリスト教徒の対立も根深い。2019年2月に政権が交代して以降、イスラム過激派組織によるテロや襲撃・拉致も相次いでいる。

主な川:ベスエ川、ニジェール川

農産物:

米(2019年世界13位) 意外!

あわ(2019年世界4位)

もろこし(2019年世界2位)

さつまいも(2019年世界3位)

キャッサバ(2019年世界1位) びっくり!

ヤムイモ、タロイモ(2019年世界1位)

パイナップル(2019年8位)

カカオ(2019年世界4位)

カカオ豆の輸出(2019年4位)

パーム油の生産(2018年世界5位)

ごまの生産(2019年世界5位)

羊の頭数(2019年世界4位)

ヤギの頭数(2019年世界3位)

などなど

これだけの農作物を栽培しているということは、私たち日本人も少なからずお世話になっているはず。 

農産物の豊富なことには、調べてみてびっくり!全く知りませんでした。たくさんの農産物や石油の埋蔵量をもっていることに驚きでした。

ただ、河口に広がるデルタ地帯では石油による環境汚染も問題になっているそうです。また、カカオの栽培などでは奴隷問題も抱えているようです。

 

ナイジェリアで育ったオコンジョイウェアラさんは、インターナショナルスクールに通い、アメリカ留学というすごい経歴。支配階級の家だったそうですが、10代のころに内戦の戦火の中を家族と逃げたという大変な経験もしています。国が不安定な中でも勉強を続け、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学で博士号とは、とても聡明で努力家の方なのだろうなと思います。

 

私は2023年のG7広島サミットで初めてオコンジョイウェアラさんを知ったのですが、アフリカらしいカラフルな衣装で堂々と歩く彼女に目を奪われてしまいました。

素敵。この人は誰なのか?と。そこから彼女が女性初、アフリカ出身初の世界貿易機関事務局長であることを知りました。

あるインタビューで、彼女は貿易を通して平和を実現したいと語っていました。人々を貧困から脱却させたいという強い信念もお持ちです。

 

あまり彼女の魅力を描けませんでしたが、

今後も彼女をひっそりと注目&応援したいと思います。

 

【参考文献】

データブックオブ・ザ・ワールド 2022年度版 〔二宮書店〕

新詳高等地図 初訂版 〔帝国書院〕

  

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