ごみ問題は、現在世界の最重要課題の1つですが、ベトナムのごみ事情はどのようになっているのでしょうか。
旅行中に発見した、ベトナムのごみ事情のようすを紹介したいと思います。
1.ごみの分別(ホイアン)
トゥボン川沿いの道に設置されていたごみ箱。
2つの分別になっているようです。
上の部分を拡大すると…
ORGANIC WASTE
との表示があります。「自然由来のごみ」といった感じでしょうか。
図と英語で説明があり、観光客にもわかりやすいです。
こちらには、野菜の切れ端や果物の皮など、自然のものが捨てられます。
実際、店先の落ち葉をチリトリに集めて捨てている現地の方がいました。
ペーパーナプキンも、ORGANIC WASTEに分類されるようです。植物由来ですもんね。
ちなみに、ホイアンやダナンのカフェでは、紙製のストローのお店が多かったです。
環境に配慮していることがうかがえます。
さて、もう一方には…
INORGANIC WASTE
こちらの分類は、オーガニックごみではないごみです。写真を見ると、主にプラスチック類のごみがこれに当たるようです。
ビニル袋やプラスチックケースなどを捨てたい場合には、こちらです。
ベトナムの人たちはよくご飯などテイクアウトをするので、プラスチックトレーなどのごみが出ます。また、屋台で何かを買うと、プラスチックトレーのごみが出たりします。そういったごみは、こちらに捨てるようです。
このごみ箱を撮影したのは大人気の観光地ホイアンです。
世界中から観光にやってきた様々な人たちにも分別をわかりやすく示していました。
2.ごみ収集車(ホイアン)
ホイアン市場の近くの生鮮食品店が並ぶ通りで、ごみ収集車に出会いました。
写真のような三輪車を男性が一人でひいて、ごみを回収していました。
ベトナムの市場では、お店の方々がその場で野菜のいらない部分を切って整えたり、不要な皮をむいたりと作業しており、野菜や果物の破片などのごみが常に出ます。
ごみ収集車が通ると、市場の人たちがビニル袋にまとめたごみをその中にポイポイ投げ込んでいました。
毎日収集するのか、曜日が決まっているのか、または1日に何度か回収するのか、そのあたりはわかりませんが、市場から出るごみを集める人がいることがわかりました。
3.ごみ掃除車(ダナン)
朝、ホテルから出ると、目の前を清掃車が走っていました。車道と歩道の間にたまった小枝や落ち葉などのごみを、回転するブラシでウィーンと集め、吸い上げる装置が付いた車です。すごい!
たまに大きな枝があったりしてブラシにからまると、清掃員の方が車から降りてきて、手動で回収して車に乗せていました。
日本では見たことのない車で、驚きました。
ベトナムの人は、街をきれいにしようとする意識が高いことがわかります。
4.ベトナムの人々と掃除
市場や店先などで、よく掃き掃除をしている人に出会いました。
あっちでもこっちでも、皆さん本当によく掃き掃除をしています。
ハン市場で、かわいいほうきが売っていました↓
ちょっと発見だったのですが、ベトナムの人は、まず床やその辺にごみを捨てます↓
作業が一段落したら、床に落としたごみを履いて掃除します。
日本人は多分たいてい、初めからビニル袋やボウルなどに野菜の切れ端などのごみを集めると思うのですが、ベトナム(特に市場)では、床も作業台というか、下に落としてから集める方式のようです。
初め、お?と思いましたが、最終的に集めればよいので合理的だと思いました。
【まとめ】
ベトナム(ダナン、ホイアン)旅行で発見したごみ事情について紹介しました。
詳しいことや専門的なことはわかりませんが、ごみの扱いから、日本との違いや生活の様子、考え方が垣間見えて面白いと思います。
詳しいことを知りたい方は、ちゃんと調べてみてください。
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