アフガニスタンの伝統料理「プラウ」とは?|材料・味・実際に作ってみた感想

アフガニスタンの伝統料理「プラウ」をご存じですか?

ニンジンやレーズン、肉などを使った、スパイスの香り豊かな炊き込みご飯です。

以前、NHKの番組で、アフガニスタンの人々がプラウをとても大切にしていることを知りました。アフガニスタン難民の人々が語る、プラウへの愛情や平和への思いが印象に残り、私も一度食べてみたくなりました。そこで、インターネットでレシピを調べ、実際に作ってみることに。

この記事では、プラウの材料や作ってみた感想、のちに出会ったアフガニスタンの人から聞いたお話を紹介します。

レシピを見て作ってみたアフガニスタン料理「プラウ」

アフガニスタンの伝統料理「プラウ」を、インターネットで調べたレシピを参考に作ってみました。

今回使った具材は、骨付き鶏肉、ニンジン、玉ねぎ、レーズン。スパイスにはクミンとカルダモンを使い、トマトケチャップも少し加えました。

お米は、新潟産のバスマティライスを使用。カルディのような輸入食品を扱うお店で購入しました。

炊いている途中から、スパイスの良い香りが漂ってきます。

日本の炊き込みご飯とはひと味違う、異国の香り。まだ訪れたことのないアフガニスタンに思いをはせながら、炊きあがりを待ちました。

炊飯器で炊きあげたプラウ

できあがったプラウは、香りが豊かで、思っていたよりもあっさりした味わい。

骨付き鶏肉のうまみがご飯に染み込み、レーズンの控えめな甘さが良いアクセントになっています。

付け合わせには、キュウリとヨーグルト、ニンニクを混ぜたザジキを用意しました。

アフガニスタンでも、キュウリやトマトのサラダ、ニンニク入りのヨーグルトなどを添えて食べるそうです。

日本にいながら、ちょっとした海外旅行気分。

初めて作ったプラウは、想像以上においしく、また食べたいと思える一皿でした。

アフガニスタンの方から聞いたお話

この記事を書いた後、偶然にも仕事を通じてアフガニスタン出身の方と出会う機会がありました。

遠いアフガニスタンの方と、こんなところで出会えるとは思ってもいませんでした。

いろいろお話を聞いてみたかったのですが、時間が限られていたので、思い切って一つ質問してみました。

「プラウは好きですか?」

少し驚いた様子でしたが、「好きです」と答えてくれました。

家でもプラウを作るそうです。

そして、「甘いんだよ」と教えてくれました。

プラウには、レーズンやニンジンのほかに、ピスタチオやアーモンドを入れることもあるそうです。

その方は、ある財団で働いているとのことでした。

どうして日本に来たのだろう。ご家族はどうしているのだろう。

もっといろいろなお話を聞いてみたかったのですが、残念ながら時間がありませんでした。

短い時間でしたが、遠い国の食文化を少し身近に感じられた、印象深い出会いでした。

アフガニスタンと聞くと、私は砂漠や長く続く紛争を思い浮かべます。

けれども、国民食であるプラウには、お米や肉、ニンジン、レーズン、ナッツ、スパイスなど、さまざまな食材が使われています。

その豊かな味わいから、これまで知らなかったアフガニスタンの食文化に触れた気がしました。

以前、テレビで、故郷を離れて暮らすアフガニスタンの人々の姿を見ました。厳しい状況の中でも、家族や仲間を大切にし、懸命に生きる人々。

その番組で、プラウは平和の象徴のような料理だと語られていたことが、心に残っています。

今回、自分でプラウを作り、味わってみて、その言葉を思い出しました。

遠いアフガニスタンの人々が、安心して暮らせる日が訪れますように。

そして、大切な人たちと一緒に、笑顔でおいしいプラウを囲めますように。

そんなことを願いながら、プラウをいただきました。

 

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アフガニスタンの人々の鉛筆イラスト【水汲みをする子ども、パンを運ぶ子ども、兵士の死に祈りを捧げる少年など】 久保田弘信さんの写真に心を動かされて描きました。