ベトナムのメコンデルタ最大の街カントーは、素晴らしい街でした。
しかし、せっかくだから、
近隣の街も見てみたい!
カントー以外の水上マーケットも見てみたい!
ということで、ヴィンロンとカイベーに行くことにしました。失敗も多々あったその旅の様子を紹介します。よろしければ、旅の参考にしてください。
目次
1.カントーの中心地からヴィンロンへの移動
2.ヴィンロンの見どころ
3.ヴィンロンのおすすめグルメ
4.ヴィンロンのホテル
5.ヴィンロンからカイベーへの行き方
(個人で行く場合)
6.ヴィンロンとカイベーの旅の注意点
7.カイベーの市場
8.ヴィンロンの人々
9.旅の感想とまとめ
1.カントーの中心地からヴィンロンへの移動
・バス
カントー中心地の「中央郵便局」から「91Bカントー・バスターミナル」までは、タクシーで約10分。60,000VND(約353円)でした。
カントーの街中からバスターミナルまでの移動は、5km近くあり、徒歩では1時間ほどかかるので、タクシーをお勧めします。
91Bカントー・バスターミナル↑
バスターミナルのバスの入り口↑
「91Bカントー・バスターミナル」からヴィンロンの「近郊バスターミナル」行きのバスは、昼間だいたい数十分おきに出ています。
乗車賃は、1人=29,000VND(約170円)。
大きな荷物があると41,000VND(約240円)。
ヴィンロンの中心地に位置する「近郊バスターミナル」(終点)までの所要時間は、約1時間30分。
某ガイドブックには約1時間とありましたが、実際には1時間30分かかりました。道路状況にもよりますが、余裕をもって移動するのがよいと思います。
バスターミナルにはたくさんのバスが停車していますが、バスのフロントガラスには行き先がはっきりと書かれているので、それを見てバスを探しましょう。
運賃は、バスの車内で運転手さんに現金で支払います。
バスの運転手さんはみんなのお世話係のようで、お客さんに行き先を聞いて運賃を受け取り、おつりも必要に応じてちゃんとくれます。ノートにきちんと記録もとっていますので、ご安心を。
時間になり、乗客がある程度乗客がそろうと、出発するようです。
ヴィンロン行きのバス↑
ちなみに、バスターミナルまで利用したマイリンタクシーの運転手さんがとても親切な方で、私がベトナム語を話せないとわかると、ターミナルでヴィンロン行きのバスを探してくれ、運転手さんに運賃を聞いてくれ、支払いまで手伝ってくれました。カントーの人の、なんと優しいこと。感動です。
フロントガラスにヴィンロン行きと書いています↑
終点 ヴィンロンの「近郊バスターミナル」↑
・タクシー
荷物がある方、エアコンが必要な方、快適に移動したい方は、タクシーでも行ける距離だと思います。別の場所への移動でタクシーを利用した際、km数はわかりませんが、約50分でおおよそ500,000VND(約2,940円)でした。バスで1時間30分ほどかかったので、車ではそれよりも短い約1時間15分ほどの距離と考えると、800,000VND(約4,700円)ほど用意しておけば着くのではないかと思います。
2.ヴィンロンの見どころ
・ヴィンロン市場とその周辺
近郊バスターミナルから徒歩1分。
バスターミナルを出て右手すぐに、ヴィンロン市場が見えます。
ヴィンロン広場は、地元の人々でにぎわうエネルギッシュな市場です。
市場の一帯には建物がいくつかあり、その周辺には生鮮食品や仏教飾りなど、日常生活に必要な様々なものを売るお店が軒を連ねます。
市場の一帯は、屋内も屋外にも様々なお店が並び、鮮やかです。
市場の1階は、食料品。2回には洗剤やサンダルなどの生活用品が所狭しと売っていました。
日本では見たことのないお米が売っています。細長いお米、古代米のような黒いお米、緑色の米ではないような何か(小さくて薄い何か)も、米と並んで売っていました。何でしょう。気になります。
下の写真は、乾物屋さん。
メコンデルタ周辺の街では、エビや魚の乾物やスルメイカなどもよく売っています。
市場の建物の外では、野菜、果物、新鮮な魚などを売るお店がずらりと並びます。
ヴィンロン市場は広いので、ゆっくり歩くとかなり見ごたえがあります。
この日は午後に着いたので、お肉コーナーは終わりかかっていました。午前に来ると、迫力のある肉コーナーの景色も見られるはずです。
・コチン川
メコン川が、アンビン島で南北に2つに分かれた、その南側の川がコチン川です。
水は茶色く、水生植物が茂り、悠々と流れていく姿はとても魅力的です。
川沿いを歩くと、心地よい風を感じられます。釣りをする人もみられました。のどかで、ゆったりとした気持ちになれます。のんびり歩いてみましょう。
・アンビン島
コチン川の向こうに見えるのがアンビン島。フェリーは、川を渡るバイクで一杯です。
フェリーの乗車賃は、何と1000VND(約60円)!
アンビン島側に料金所があるので、そこで支払って通過します。アンビン島からヴィンロン側に渡るときも、同じ料金所で料金を払って乗車します。
川を渡ると、静かでのどかな、メコンデルタの田舎の雰囲気を味わえます。
・5月1日通り
ヴィンロン市場からフェリー乗り場の方に進む道が5月1日通りと呼ばれる賑やかな通りです。
比較的大きな道路ですが、人、バイク、自転車が行きかい、その両側にはフルーツや魚を売る露店が並んでいます。
路上の魚屋さん↑
漁師さんが、釣ったばかりの魚を運んできて路上にぶちまけます。魚はまだ生きており、元気にはねていました。最高に新鮮です。お客さんから注文が入ると、計りにのせて計量し、その重さによって値段が決まるようです。すごい光景。パワフルな日常が見られました。
路上で柑橘を売るお店。立派なブンタンです↑
あちらこちらで売っている、大きなブンタンが気になりました。
1kg=150,000VNDの看板が。個数ではなく、量り売りです。ちゃんと皮をむいたものをディスプレイして売っていて、わかりやすいです。
夕方になると、さらに通りは行商人や屋台が増えて賑やかになり、夕ご飯の買い物客の思われる人々で通りは非常に混み合います。すごいエネルギッシュ!
気になるものがあれば、購入して食べるのも楽しいです。
足元と、荷物には気を付けて散策しましょう。
3.ヴィンロンのおすすめグルメ
・ベトナムの大衆食堂「クアンコム・ビンサン」でベトナム家庭料理ランチ
ベトナムの定食屋さん「クサンコム・ビンサン」で、ベトナムの家庭料理を食べてみませんか。
私が出会ったのは、フェリー乗り場から徒歩5分ほどの「クアンコム36」というお店でした。
お昼ごろお店の前を通りかかると、店内は現地の人々でいっぱいになっており、人気店だと一目でわかりました。そこで、勇気を出して入店。注文の仕方もよくわからず不安でしたが、入り口で番をしているおじさん店員さんが、英語とベトナム語で一生懸命説明してくれました。
店頭には魚料理、エビの料理、野菜料理、お粥のようなもの、何かわからないもの…様々なベトナムの家庭料理が並んでおり、かなり悩みましたが、食べてみたいと思った3種類をセレクト。
指さしで注文し、テーブルに着くと、5分くらいでご飯、サラダ、注文したおかずが運ばれてきました。
恐る恐る食べてみると、どれも美味しい!
ちなみに、魚の煮つけは甘めの味付け、エビと豚肉の炒め物は甘辛、紫芋のスープはベトナム南部の家庭料理で、「カイン・コアイ・モー」と言うそうです。「カイン・コアイ・モー」は、特に塩味や甘みは無く、常温で、とろりとした優しい食感のおかゆのようなスープでした。
これで80,000VND(約470円)です。
日本のガイドブックで紹介されているような、わかりやすい名物ではないかもしれませんが、地元の方々が食べているものと同じものを食べられて嬉しいです。
市場でみた魚やエビなどを料理として食べられるのも嬉しいポイント。
少し勇気が要るかもしれませんが、ぜひ、地元の気分で、ベトナム食堂ご飯、食べてみてください。
ちなみに、こちらのお店は夜は食堂ではなくチェーの屋台を出していました。ランチ時間までに行くことをお勧めします。
・さとうきびジュース
フェリー乗り場の周辺などよくで見かけました。さとうきびジュース屋さん。
サトウキビの茎を機械で絞って氷を入れただけのシンプルなジュースですが、これが甘くてとっても美味しい!しかも確か10,000~15,000VNDくらい(100円以下)だったと思います。
現地の方々にとても人気があり、ジュース屋さんはフル稼働でした。次々とバイク客がやってきて、購入するのが大変なくらいです。
人気のサトウキビジュース。暑さ対策に、ぴったりです。見かけたら、ぜひ飲んでみてください。
・ドリンク屋さんで素敵なフルーツドリンクを
街を歩いていると、カフェやドリンク屋さんをよく見かけます。
気になるお店を見つけたら、入って注文してみましょう。
私が入ったのは、キティーちゃんのカフェでした。読めないメニュー表で適当に「Yaourt(Dao)」を頼んでみると、マンゴーのヨーグルトドリンクでした。
これが、もう、すごくすごく美味しい!!!!
ベトナムはフルーツが豊富で美味しいので、こういったフルーツのドリンクやスイーツが、本当に豪華で美味しいです。
そして、今回の旅での最大の発見の1つは、ベトナムのヨーグルトがすごくすごく美味しいということです。なめらかで優しい甘さでミルクの優しさを感じる味で、つんとした酸味がありません。本当におススメです。ちなみに、35,000VND(約206円)でした。
日本にもお店を出してほしいです!
冷たいお茶のサービスも、心遣いを感じて嬉しかったです。
・レライ通りの屋台ストリートで屋台ご飯
ホテル「サイゴン・ヴィンロン」のすぐ隣にある公園の周辺には、夕方から夜にかけて屋台が並びます。そこで、気になるものを買って、外やホテルで食べてはいかがでしょうか。
私が食べたのは、この三角の揚げワンタンのようなスナック。タレをつけていただきました。注文してから揚げてくれるので、サクッとして美味しかったです。
・市場で食べたいものを買う
今回私が5月1日通りの市場・屋台で買ったものは、巨大なブンタンと台湾カステラ風ケーキです。
買ったときに皮をむいて、むきやすいように切れ目を入れてくれました。
これで38,000VND(約223円)。2.5kgの巨大なブンタンです。
ちょっとした日焼け止めよりも大きな房。すごい迫力です。
ブンタンは、実がプリッとしており、さっぱりとした味わいでした。1回では食べきれず、夜、朝、昼と3食にわたって食べました。
台湾カステラ風ケーキは、自転車にカゴを乗せて売っている行商人さんから買いましたが、これがものすごく美味しかった!!!衝撃!!またいつか、出会ったら買いたいです。本当に美味しかったです。
4.ヴィンロンのホテル
サイゴン・ヴィンロン
今回、コチン川沿いに建つ、ヴィンロンで一番大きいホテルに1泊しました。
川沿いの立地なので眺めが最高で、メコン川から分かれたコチン川とアンビン島の雄大な景色をパノラマで見ることができることが魅力です。
部屋は少々昭和の雰囲気も感じますが、広々しており快適でした。
昼も夜も美しい。リバービューの部屋ならば、晴れていればサンセットが見られます。
私が泊まった部屋は偶然角部屋だったので、なんと180度の大パノラマでコチン川を眺めることができました。夕日も素敵でした。予約時に空き部屋があれば、希望してリバーサイドの部屋を予約すると良いでしょう。
また、ホテルの方がとても優しく親切に対応してくれました。
「近郊バスターミナル」へは約1km、徒歩10~15分。
「アンビン島へのフェリー乗り場」へは約400m、徒歩5~6分。
それほど遠くない距離なので、多少荷物があっても歩いていける距離だと思います。
5.ヴィンロンからカイベーへの行き方
(個人で行く場合)
・タクシー
約45分で、おおよそ450,000VNDかかります。
ホテルで手配してもらい、帰りは運転手さんと交渉し、時間と場所を約束して利用しました。
カイベーにはタクシーは見かけませんでしたので、帰りのタクシーの手配はしておいた方が良いです。
・フェリーとバイクタクシー(やめた方が良い。旅の超上級者向け)
おそらく、ヴィンロンからアンビン島、アンビン島からカイベーのフェリーが出ていますが、旅慣れていないと難しいと思います。アンビン島内の移動も、かなり難しいと思います。十分に調べて大丈夫だという確証があるならば良いと思いますが、やめておいた方が良いと思います。
6.ヴィンロンとカイベーの旅の注意点
・流しのタクシーはいない!
メコンデルタの街では、ホーチミンやカントーのように流しのタクシーは走っていません。
街中で、予約もなしにタクシーを探すのは、かなり困難です。
自分で呼ぶのが難しい場合には、タクシーはホテルで呼んでもらいましょう。また、帰りのタクシーも運転手さんと交渉してお願いしておきましょう。
でなければ、帰れなくなってしまいます。
・英語は通じない。ベトナム語も通じない。
地方の街では、英語はホテル以外ではほとんど通じません。また、ベトナム語は発音や声調が難しく、ガイドブックなどを見て適当に読んでも伝わりません。
筆談や音声翻訳アプリなどの手段を準備しておいた方が良いです。
あとは、身振り手振りと熱意で伝えるしかありません。
・フェリーでアンビン島に渡った先には、何もありません。
ヴィンロンからアンビン島には、常にフェリーが行き来していますので、移動はできます。
しかし、渡った先のアンビン島には、バイクタクシーが数台いるだけ。しかも乗らないとわかるとどこかへ行ってしまいます。あんなにたくさんフェリーに乗っていたバイクも、どこかへ行ってしまいます。ぽつんと取り残されます。
ガイドブックには果樹園やレストランなどの情報が出ていますが、徒歩で行くのは難しいです。
行くのであれば、バイクのおじちゃんと交渉するか、事前にツアーを予約して参加するなど、移動手段をきちんと把握しておいた方がよさそうです。
ただ、少し歩いてみると、メコンデルタの飾らない、のどかな雰囲気は味わえます。
・ツーリストがつぶれたり移転したり支店を閉めている場合がある。
私は、某ガイドブックに載っていた「クーロン・ツーリスト」を当てにしていたのですが、地図の場所へいくと、どう見ても閉店していました。つぶれたのか、移転したのか、支店を閉めたのかはわかりませんが、とにかくそこは、やっていませんでした。ショック。
おそらく、コロナ禍で変化があったと推測。また、ヴィンロンは地方の都市なので、新しい情報が入りにくいことも考えられます。ぜひ、事前に確認を。
・個人での水上マーケットは上級者向け。
「カイベーの水上マーケット」を見に行きたかったのですが、当てにしていたツーリストが見つけられなかったため、自力でタクシーで行きました。
しかし!陸のマーケットにはたどり着きましたが、水上マーケットには出会えませんでした。地図の場所に行ったのですが舟は見られず、地元の方に写真を見せてどこか聞いても、ある人は右と言い、ある人は左と言い、結局見られませんでした。
知らない田舎の土地で、目的の場所にたどり着けるのは旅上級者かもしれません。
地図アプリで見てもがガイドブックの地図で見ても、水上マーケットと書かれている場所で、水上マーケットは見られませんでした。
観光客も少ないので、ほかの観光客に聞くことも難しいと思います。ちなみに、私がカイベーに行った日、出会った観光客はヨーロッパ系の夫婦2名しかいませんでした。
個人で地方の目的地に行く場合には、事前の調査と時間的な余裕をもっていきましょう。
7.カイベーの市場
せっかくなので、カイベーの市場のようすを紹介します。
観光客が少ないので、地元の方々のふだんのようすを見ることができました。
ベトナムの朝は早く、まだ薄暗い午前6時頃、すでに市場周辺ではお店が開き始め、開店準備が始まっています。商品を並べ、パラソルを開き、クジを仕分けしている人たちもいました。
市場は川沿いだけあって、新鮮な魚がずらりと並んでいました。また、肉、野菜、フルーツ、お菓子、小物、服など日常に必要なものが並んでいました。
新鮮な野菜が並びます↑
お肉屋さん。すごい迫力↑
魚の干物↑
ベトナムの豆腐と厚揚げ?↑
サツマイモ。おやつに食べたい↑
市場周辺は、まだ朝の7時にもかかわらず、賑わっています。
反対方向にずっと歩いていくと、対岸に渡るフェリー乗り場にでました。バイクがフェリーを待っています。
船着き場も発見。水上マーケットに行ってきたのでしょうか。
良い眺めです。
よく見ると、橋の上の部分が小舟とブンタンの形になっています。ブンタンは、このあたりの名物のようです。
市場の川沿いの家は、裏側が川で水仕事ができるようになっていたり、舟がつく場所になっています。
そこからメコンデルタの朝日を見ることができました。神々しいです。
市場から少し歩いていくと、のどかな田舎の風景が見られます。朝ごはんを食べたりお茶を飲んだりする人たちを見かけました。
また、鶏がたくさん買われていました。大きくて立派な鶏です。放し飼いのものもいました。
せっかく来たのだから何か食べたいと思い、市場のはずれの小さなカフェで一休み。
しかし、軽い気持ちで注文したら、想像よりもずっと豪華で素敵なスイカのドリンクがきました。
ものすごく映えます。
作るのに時間がかかるなあと思っていたら、スイカを切って、タピオカをのせて、葉っぱの飾りも作って…こんな手の込んだものを!!すごいです。ベトナムのドリンク力。
ベトナムはフルーツが美味しいので、ジュースもトッピングも最高に美味しいです。
8.ヴィンロンとカイベーの人々
本当に皆さん優しく親切で、穏やかで、働き者。そして笑顔が素敵です。
ベトナムを旅していると「何かを売る人」に本当によく遭遇します。観光色が強い土地では、結構強めの売り方をされたりしたこともありましたが、ヴィンロンとカイベーでは、そのような商売をする人はいませんでした。
市場では、うろうろ見て買わなくても店員さんは怒りませんし、「いかがですか?」という雰囲気で、声のかけ方が優しいです。
ベトナムでよく出会う「クジを売る人」も、全くしつこくありません。なので、逆に応援したくなります。たくさんの人に頑張って声をかけているので、クジが売れていると、「売れて良かったね~。」と思います。
こちらも誠実に、笑顔で接しましょう。
9.旅の感想とまとめ
カントーへ着いてから、帰りの飛行機との間に1泊ホテルを予約していないことがわかり、決めたショートトリップでした。急でしたが、地元のバスにのることができ、メコンデルタの街を2つも巡ることができて、楽しい旅でした。
いつかまた、行きたいと思います。カイベーの水上マーケットも、いつか見てみたいと思います。
Hôm trước tôi đi du lịch Vĩnh Long.
Chúng tôi sẽ giới thiệu cho bạn thị trường ở Vĩnh Long và những món ăn ngon.
Chúng tôi cũng sẽ chỉ cho bạn cách đi từ Cần Thơ đến Vĩnh Long.
Vĩnh Long là một thành phố sôi động và tràn đầy năng lượng.
Người Vĩnh Long điềm tĩnh, tốt bụng và chăm chỉ.
Vĩnh Long là một nơi đáng yêu.
【Email】 rikoken.ch@gmail.com
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