
飛島酒田市の沖合に浮かぶ「飛島(とびしま)」。
日本海に浮かぶ山形県唯一の有人離島で、豊かな自然や美しい海、のんびりとした島時間を楽しめる場所です。
2026年夏、私は実際に島を訪れ、島歩きやサイクリング、ジオスポット巡りなどを楽しんできました。
この記事では、その体験をもとに、飛島への行き方やおすすめ観光スポット、宿泊施設、1泊2日のモデルコース、旅行に適した時期や注意点を紹介します。
「飛島にはどうやって行くの?」「1泊2日で何ができるの?」という方の旅行計画に役立てば嬉しいです。
飛島への行き方|フェリーターミナル・駐車場・所要時間

飛島へ行くには、山形県酒田市の酒田港から出航する定期船「とびしま」に乗ります。
運航は通常1日2往復、冬季は1日1往復です。フェリーの運賃や運航カレンダー、時刻表などは、酒田市の公式ホームページで確認できます。
車で行く場合は、酒田港周辺に駐車場があります。無料で停められます。
酒田港から飛島までは約75分。船内はきれいで、乗り心地も快適でした。ただし、船酔いが心配な方は、事前に酔い止めを飲んでおくと安心です。
■注意点■
・飛島への定期船は、天候や海の状況によって欠航することがあります。
・旅行前には必ず最新の運航情報を確認しましょう。特に宿泊を予定している場合は、帰りの船が欠航する可能性も考えて、日程に余裕を持つことをおすすめします。
・島に到着し、フェリーから船を降りると、旅館の方が迎えに来てくれることがあります。私の場合は宿へ行くより先に観光をしたいと伝えたら、宿泊の荷物を預かって旅館に運んでおいてくれました。予約をしたときに確認しておくと安心かもしれません。
・マリンプラザの半2階にはロッカーがあるので、そちらに荷物を置くこともできます。

飛島のおすすめ観光スポットと過ごし方6選
飛島のおすすめ観光スポットと過ごし方を6つ紹介します。
①カフェ「しまかへ」でお茶やランチ

港に到着したら、まずは飛島で唯一のカフェ(飲食店)「しまかへ」へ。(※2026年夏時点)
しまかへは、フェリーを降りてすぐの場所にある飛島の観光拠点「マリンプラザ」の2階です。

カフェは広々としていて開放感があります。海側の席に座ると、乗ってきたフェリーを眺めながら食事をとることができます。


こちらは飛島産の「カメノテ」を使った、カメノテラーメン(1,000円)です。
カメノテが岩場で採れる高級食材。黒い部分の殻をむいて食べます。殻が思ったより硬く、歯も使って殻をむく感じでした。柔らかい貝のようで、優しい味です。
「しまかへ」では、ほかにも、飛島の形をした「飛島特製スパイスカレー」や海鮮丼などの食事メニューがあります。飛島をイメージした素敵なドリンクやスイーツもあります。

スイーツメニューの「あずきうどん」は、もともと飛島でお祭りの時に食べていた、小豆でうどんを煮て食べていた郷土料理を現代風にアレンジしたものだそうです。爽やかなおしるこ、という感じで美味しかったです。
サザエの形をした「サザエもなかアイス」も可愛くお勧めです。
②マリンプラザ周辺散策で島猫に出会う
しまかへで休憩後は徒歩で島を散策。マリンプラザを出て右、小松浜海岸方面へ。
すると、いきなり島猫がお出迎え!

ぞろぞろやってきて、にゃーにゃー鳴いたり、かわいい決めポーズ?をとったり。みんな、穏やかでかわいいです。

癒されます。
※猫にも都合があるので、いつもお出迎えするとは限りません。
③飛島ジオ巡り(舘岩→小松浜→海岸遊歩道)
マリンランドから小松浜方面へは、徒歩10分ほどです。
飛島観光のパンフレット「飛島さんぽGUIDE MAP」で紹介されていますが、小松浜方面は、約1000年前に噴出した溶岩で固まった岩があり、迫力のある景観になっています。
■舘岩

舘岩という、巨大な岩の山。きれいです。
登ってみましょう。

上は展望台になっていて、小松浜海水浴場とその向こうの岩が一望できます。

舘岩の後は、小松浜海岸へ。(↓この時は夕方で曇りだったので暗いですが、天気がよければもっときれいな砂浜を見られます)
■小松浜海岸

波が穏やかなので、夏、家族連れの方などは海水浴や浜遊びもおすすめです。浜にはシャワー室もあり、安心です。

海水浴メインの方は、小松浜に近い旅館を取ると良さそうです。
■海岸遊歩道

小松浜を進み、遊歩道の方へ向かっていくと、岩が迫ってくるような、すごい迫力です。

海岸遊歩道。整備されており、アドベンチャー感がありつつも、歩きやすいです。
時間と体力があれば飛島南灯台まで行き、ぐるりと回ってマリンプラザへ戻ることができますが、私は時間と体力と相談し、途中で戻ってきました。癒し旅は、無理をしないことも大事ですね。
④旅館周辺を散歩
夕食前や朝に、旅館周辺をのんびり散歩するのがおすすめです。
漁港の雰囲気や、古くからの街並みのようす、植物を見ながら歩きましょう。
■テキ穴洞窟
海の浸食がつくった洞窟という、テキ穴洞窟。
旅館の通りの道路を歩いていると、突如として現れます。中は思ったよりも奥があり、夕方に行くと少し怖い雰囲気。古代人がここに住んでいたかもしれないということでロマンがありますし、プチ探検気分を味わえます。


■飛島郵便局
飛島唯一の郵便局。どこか懐かしい雰囲気です。
ここから知人に手紙を出すのも良いかもしれませんね。

■東北なのに南国を感じる景色
某旅館の前の南国っぽい植物を発見。島のさまざまな景色に南国のような雰囲気を感じるものがあり、おもしろいです。

■飛島診療所
映画に出てきそうな、雰囲気のある飛島診療所。白い建物が清潔感を感じさせ、きれいです。
木曜日と金曜日に応援医師が診療に来るようです。

⑤レンタル自転車で島散策(飛島小学校・中学校→法木港方面へ)
マリンランドから出て左側(飛島小学校・中学校)方面に行く場合に行きたい場合や、島を1周したい場合には、自転車が便利です。
私は今回、2日目に無料の自転車を借りて、法木港までサイクリングに行きました。

無料自転車は、マリンプラザから歩いて3分の「西村食堂」前にあります。貸出帳簿があるので、名前や日付を記入します。ヘルメットも何個かあります。
有料の電動補助付き自転車はマリンプラザ前にあります。3時間1000円です。
飛島は坂が多いので、島を1周したい場合や、楽に島を散策したい場合は、電動を検討すると良いと思います。
私は飛島の旅館が並ぶメインストリートを走り、飛島小学校方面へ。その後、山道を超え(結構大変だったので、自転車を押しました)、法木港へ。

■法木港(ほうきこう)
法木地区へやってきました。本当に静かな港です。

映画のセットのような懐かしい雰囲気を感じます。日本に、こんな秘境のような漁村が!

法木港を進むと道は行き止まりになり、オボゲの浜という浜に着きます。浜へ降りるには、自転車を降りて徒歩で進みます。
■オボゲの浜

私が訪れた日は、ほかに誰もおらず、浜を独り占めでした。

深呼吸をして、のんびり海を眺めると、とても癒されます。
⑥鼻戸崎展望台
旧飛島小学校・中学校の裏の坂の途中に、鼻戸崎展望台へ続くがあります。
登り口に自転車を置き、階段を登ると、飛島の街を一望できます。

展望台からは、飛島の街を一望できます。

他にも「飛島灯台」や「高森神社」「源氏盛・平家盛」といった観光場所があるので、時間に余裕があればぜひ。そちらに行きたい場合には、上り坂もかなりあるので電動自転車が良いかもしれません。
飛島で楽しめるアクティビティー|サイクリング・海水浴・釣りなど
飛島では、サイクリングの他にもバードウォッチング、釣り、ダイビング、磯遊びなども楽しめます。

飛島の宿泊施設|沢口旅館に泊まった感想
飛島には8軒ほどの旅館がありますが、私は今回、沢口旅館さんに宿泊しました。
私はとても快適だったので、紹介します。


この日は7月の1泊2日、夕食と朝食付きで11,500円でした。
宿泊棟の1階にコーヒーやお茶の無料サービスがあり、嬉しかったです。
夕ご飯は、お刺身、煮魚、さざえ(刺身と蒸し)など、飛島近海でとれた海の幸がたっぷり。美味しくいただきました。

スタッフの方も親切で、心地よく過ごすことができました。
飛島の8つの旅館は、ご飯が美味しい、釣りのお世話をしてくれる等、それぞれ個性があるようなので、自分の希望に合った立地や雰囲気の旅館を探してみましょう。
旅館では、フェリーが到着するとお迎えに来てくれたり、荷物を預かってくれたりします。
帰りの荷物をマリンプラザ前まで届けてくれたりもするので、困ったことがあったら旅館の方に相談してみましょう。
飛島の食事・カフェ・買い物とお土産
2026年夏時点で、島で買い物ができる場所は、マリンプラザのみでした。
マリンプラザ1階はお店になっており、飲み物、島の海藻のアイスクリーム、ビーチグラスのアクセサリーや島のすだちを使用した塩などが売っています。
ちなみに私は、ドリップコーヒー(1つ250円)を購入しました。
飛島1泊2日で満喫モデルプラン
私が実際に飛島へ行ってみての反省を踏まえた、おすすめのモデルコースを紹介します。大人1人~2人を想定したプランです。
【1日目】
1便(9:30酒田港発→10:45飛島着)で飛島へ
11:00 「しまかへ」でランチ
11:40 小松浜海岸方面散策
舘岩→海岸遊歩道→帰りに小松浜海岸で波と戯れ、浜のベンチで海を眺める
16:00 旅館に到着
波の音を聴きながら昼寝
17:00 旅館の周辺をのんびり散歩
18:30 旅館で海の幸を満喫
21:00 波の音を聴きながら眠る
【2日目】
朝食後、マリンプラザで自転車を借りてサイクリング(法木港方面へ)
11:00 「しまかへ」でランチかお茶
11:30 1便で酒田港へ
※マリンプラザ前の有料電動補助付き自転車は、1便の船に合わせて出すようなので、早い時間だと自転車が外に出ていないかもしれません。マリンプラザの人に借りられるか聞いてみましょう。
※2日目、宿泊の荷物は、旅館の人に運んでもらえるか聞いてみるか、またはマリンプラザ2階のロッカーに預けて散策しましょう。

飛島観光のベストシーズンはいつ?
冬は風が強く、寒さが厳しいようです。地元の方の話では、水道管が凍ったこともあったとか。
海を楽しむためにも、比較的気候が安定している温かい時期がおすすめです。
飛島観光の持ち物と注意点
飛島の観光は、主に散策やサイクリング、海水浴、釣りなど外に出ることが多いと思います。日焼け対策や、暑い時期であれば熱中症対策も考えておくと良さそうです。
■飛島へ行くなら持って行った方が良いもの
・日焼け対策グッズ(帽子、アームカバー、日焼け止め、サングラスなど)
・虫よけ
・おやつなど軽食
・必要に応じで飲み物
■飛島観光の注意点
・カフェは島に1軒しかない(2026年夏時点)
・島の自動販売機は、ほとんど全部壊れている(2026年夏時点)
・サイクリングや散歩には飲み物持参が◎
まとめ|飛島でのんびり島旅を楽しもう
散歩して、猫と出会って、美味しいご飯を食べて、波の音を聴きながら眠る。
それだけで心が満たされる場所でした。
何もしない、贅沢な時間を過ごしたい方は、ぜひ飛島へ。



飛島でのんびり過ごすようすの記事はこちら▼




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